RYOTAさん & MIYUさん
地元の仲間や出会えた方々をこれからもずっと大切にしたい
☆絆 Wedding☆

7月のある日、あたりがぱぁっと華やぐような雰囲気の女性が1人、ボーベルに現れました。

その女性は、なんと5年前にボーベルで結婚式をし、そのあとには3組もお友達をご紹介してくださったKOJIMAさんの妹さんだったのです!

お姉さんの結婚式でお会いした時は、「きれいなお嬢さん」という感じだったMIYUさんは、5年の間にこんなにオーラのある素敵な女性になっていました。
お付き合いをしている新郎RYOTAさんが東京勤務になり、支えたいと思い結婚することになったとのこと。

身内だけの挙式を秋に鳥飼八幡宮で、披露宴は翌年春頃に…と、お考えはほぼ決まっていました。

いろいろお話を伺ってみると、新郎様はお仕事上いろんな会場と面識があるとのこと。
おふたりの結婚式にボーベルがかかわっていいのかな…、と半ば辞退することを考えていたその夜、MIYUさんから「母が、田中さんに全てお願いしなさい、と申しております」というメールをいただき、本当に嬉しくて感謝の気持ちいっぱいで眠りにつきました。

挙式場所となる鳥飼八幡宮は、縁結びの神様としても知られ、日頃から肉フェスやフリーマーケットなどが催されていて、11月には敷地内の施設が秋場所のお相撲さんたちの宿泊所にもなります。

実は、新郎RYOTAさんは鳥飼八幡宮の神主とは従兄弟の関係で、七五三など、小さい頃から何かの行事では必ずお参りしている縁の深いところとのこと。
神様がこれからのふたりのこともずっと見守ってくださることでしょう。

披露宴の会場については「お姉さんが挙げたホテルで」と思っていた MIYUさんの希望に対し、「仕事で何十回も訪れ、お世話になった地元のホテルで」と言うRYOTAさん。
新郎の『地元を大切にしたい』という気持ちを新婦が汲み、飯塚のホテルですることに決まりました。

こうして、ふたりの結婚式の準備がスタート。
出会った当初から私がひそかに心配していた、身長190センチ以上の新郎に気に入っていいただける衣裳があるかどうか…、は衣裳コーディネーターに奔走してもらって、クリア。

それからいろいろな打ち合わせが進み、披露宴まであと40日という時、なんとMIYUさんから「階段から落ちて足を骨折しました」という連絡が!

プランニングを始めた頃は、ふだん忙しく動き回っていて、その忙しさゆえに「何もこだわりありません」と言っていたMIYUさんでしたが、外出できなくなったことで逆に制作意欲に火が点きました。

とっても前向きな上に、もともと何をやっても器用なMIYUさん。
手作りで造花のブーケや花束、ウエルカムスペースに飾るものなどをたくさん手作りして、出来上がるごとにLINEで写真を送ってくれました。

それから3週間後、小さい頃から新体操で鍛えた身体は予想どおり治りが早く、歩いている動画と一緒に「ギブスが取れました!」というLINEをいただき安堵しました。

さて当日。桜がまだ少し残るおだやかな日に、全国各地、そして海外からもたくさんの方々が集まりました。

「地元のみなさんや、出会った方々との絆をこれからも大切にしたい」と考えて創ってきた披露宴がいよいよ始まります。

準備中、ふたりは私からは何も提案しなくてよいくらい、ゲストに楽しんでいただくためのアイデアをたくさん出してくれました。

ふたりの希望を限りなく盛り込んだ披露宴は、挙式の時に着た白無垢と紋付姿でゲストのお出迎えからスタート。
ひとりひとりと握手をし言葉を交わしながら新郎の胸にはいろんな想いと感謝の気持ちが重なって、すでに熱いものがこみ上げていました。

迎賓を終え、新婦はあでやかな色打掛に早替わり。
その間に会場では、各テーブルごとに席札の升でタワーを組んでいただきました。

新郎新婦が入場し、「テーブルごとにご挨拶しながら升タワーにお酒を注いで回る」という演出は、おふたりのアイデア。

ゲストからの「おめでとう!」の言葉に、新郎の目にはこらえきれず涙があふれていきました。

主賓からの祝辞をいただいた後、メーン升タワーにふたりがお酒を注ぐと、ゲストの升にもお酒が満たされ「乾杯!」。一気に会場が賑やかになります。

さあ、そしてこの日のメーンイベント「餅つき大会」です!

打ち合わせで、大きい目をキラキラ輝かせ「餅つき大会をして、わざと普段おとなしい方を指名して、搗いてもらって楽しんでほしいんです!」と言っていたMIYUさん。

餅米が蒸し上がり、臼も杵も温まって、準備が整った後方ステージに向かって新郎新婦が歩き出し、ゲストも笑顔でステージのまわりに集まりました。

司会者の「よいしょー!よいしょー!」の掛け声に合わせて餅つきが始まると、会場は笑顔でいっぱいになり、大成功の演出となりました。

そして、新婦はお色直しのために中座します。
エスコート役には、普段から仲のよいお姉さん二人を呼びました。

ご両親が、たいせつに見守り育ててこられたお嬢様たち。
その三人が仲良く手を繋いでいる姿を見ながら、ご両親の心には小さい頃の三人の姿が重なり、安心と喜びで胸がいっぱいになられたことと思います。

続いて、新郎の中座です。
打ち合わせでは「力持ちの友人3人に騎馬を作ってもらって乗せてもらいます!」と言っていたRYOTAさん。

本番では自分が馬になり、会場のプランナーさんを騎馬に乗せました。

実は、会場のブライダルサロンには、たまたま、新郎の中学時代の同級生KYOTAROさんがいたのです。
今回、ボーベルのプロデュースをずっと支えてくださり、前日も遅くまで会場の設営にあたってくださっていて、RYOTAさんはとても感謝していたのでした。

中座の間に、会場ではプロフィールDVDを上映した後、ゲスト数名に「かすみそう」と、フラワーシャワー用の「花びら」を配っておいて、ふたりの入場に備えました。

新郎が先に入場し会場中央で新婦を待ちます。

次に、ウエディングドレス姿の新婦がお父様のエスコートで入場してきました。
曲は、美しく潔いMIYUさんの入場シーンにぴったりの Disniy「シンデレラ」の中の「Strong」。

新郎とお父様が堅い握手を交わした時、「MIYUさんを守ります!」そんな新郎の誓いの声が聞こえたような気がしました。

さて、ここから新郎へのサプライズがはじまります。
「お花をお持ちの方はご起立ください」「そして、RYOTAさんはお花を集めてください」と司会者。

「おめでとう!」「頑張ってね!」「頼むよ!」など、ゲストからの言葉とともに新郎がお花を受け取ります。

最後に弟さんからお花をもらった時、またRYOUTAさんの目から涙があふれました。
言葉は交わさなかったけれど、兄弟の絆がまた強く結ばれた瞬間でした。

そうして集めたカスミソウを「これからもよろしくお願いします」という言葉と一緒に新郎が新婦へ渡します。

ふたりはある記念パーティで出会い、RYOTAさんがMIYUさんに一目惚れしたかたちで交際がはじまりました。

涙でくしゃくしゃの新郎とは対照的に、笑顔の新婦が「私もよろしくお願いします!」と応えると、ゲストからのあたたかい拍手につつまれました。

祝福のフラワーシャワーをかけてもらいながらメーンテーブルまで進むと、ゲストからのリクエストでふたりがキス。また大きな拍手がおくられました。

後方を見ると、出番を待っていたかわいいゲストたちが歩いてきます。
ふたりはエンジェルタイムでちびっこたちに渡すプレゼントを用意していました。

そしてもう1組、かわいい女の子たちがステージに立っています。
「花嫁姿を見たい」と、新婦の新体操教室の教え子たちがサプライズでお祝いに駆けつけてくれていたのでした。

「私、教室では厳しいんですよ」と話していたMIYUさん。
凜とした美しさや厳しさも、きっと小さいレディたちの憧れなのにちがいありませんね。

それから、各卓ごとのフォトサービス、ケーキ入刀、新郎勤務先からお祝いメッセージで綴ったDVD上映と続きました。

子供の頃からずっと野球をやっていたというRYOTAさん。
学生時代、一緒に野球をやっていた地元の仲間たちと、5時間かけて収録したという渾身のDVDに会場全体から笑い声があふれました。

楽しい時間を過ごしながら、ゲストの間をご挨拶回りされていたご両親。

親御様はどなたでも「我が子は、これまでどんな方々と接してきたのだろう」「今、どんな方々と仕事をしているのだろう」「お会いする機会があれば、ちゃんとお礼を言いたい」と思っていらっしゃるものだと思います。
ふたりはこの披露宴でその思いも叶えてあげることができました。

MIYUさんは花嫁の手紙で、これまで過ごした家族との思い出や大切に愛情いっぱいに育ててもらったことに対する感謝の気持ちを言葉にしました。

こうしてふたりの想いがいっぱい詰まった披露宴がおひらきに近づき、新郎お父様の謝辞、新郎の謝辞、そして、エンディングムービー上映と続きます。

そのスクリーンに「さあ、みんなで踊りましょー!」という字幕が出て、カクテルドレスにお色直しをした新婦と新郎が登場し、ダンスをみんなで踊って、最後は盛大な拍手でおひらきとなりました。

大人婚。
それは、「自分たちらしさも大切にしながら、ゲストのおもてなしに重きを置く」というスタイル。
RYOTAさんMIYUさんも、最初の打ち合わせからゲストひとりひとりに心から笑って楽しんでいただきたい、と考えていました。
まわりの方々に慕われ、そのお付き合いをとても大切にしていらっしゃるおふたりとご両親でしたから、今回のこのご披露宴が大成功となったのは言うまでもありません。

婚礼の現場に立っていて毎回思うのは、プランナーがもてる力を全部出したとしても、いい結婚式になるかどうかは、新郎新婦と、そこに集まった方々のお人柄によるものが大半なのだな…ということ。

プランナーはご両家の想いに寄り添って、形にするだけ…なんですよね…。

プランナー:田中喜子

★Wedding Data
会場:飯塚・のがみプレジデントホテル
挙式:鳥飼八幡宮
人数:勤務先・親族・友人 128名
★Wedding key word
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