YUICHIROUさん & YUKIKOさん
「おばあちゃん今日は結婚式の練習だよ。本番には元気になって出席してね」
♡病院で挙げた結婚式

しっかり者の新郎YUICHIさん。笑顔がかわいくて明るい性格の新婦YUKIKOさん。

おふたりは最初にウエディング情報誌で会場を探し、別の会場ですでに仮予約までしていた時、偶然HPでボーベルを知り、お母様が同行されてのご来店でした。
お母様からおふたりに、「どこでする」ということよりも「誰とする」かが大切よ、と助言いただき、その日のうちに仮予約した会場をキャンセル。

ボーベルからいろんな会場のご提案をすると、神社で挙式をしてホテルで披露宴をするスタイルに決まり、プランニングをスタートしました。

衣裳合わせには、孫の花嫁姿を誰よりも楽しみにしていたYUKIKOさんのおばあ様と、優しくてYUKIKOさんそっくりのお母様がいつもご一緒で「YUKIちゃんにはこっちが似合っているよ。でもあなたが好きなのを着るのが一番だからね」そう言って笑顔で見守っていらっしゃいました。それが結婚式の5ヶ月くらい前のこと。

そして、結婚式からちょうど2か月前のある日、新婦のお母様から「おばあちゃんの体調があまりよくなくて…。山本さん、病院で結婚式をすることはできますか?」というお電話が。
実は以前から闘病中だったおばあ様。2ヶ月後の結婚式の日まで体力がもつかどうか、病院の先生にも分からないほどに弱ってきているとのこと。

私は迷わず、「大丈夫です!病院でおばあ様にドレス姿を見てもらいましょう」と返事をし、ドレスや美容師など、いろいろ手配をはじめました。

しかし、病院で結婚式をやると、おばあさまが「自分はあと2ヶ月もたないのかも…」と気付かれてしまうかもしれません。お母様自身も「やる」という決断をすることは、おばあ様がいなくなることを受け入れることになり、逆に後悔してしまうことになるかもしれなかったのです。
お母様には迷いがあり、「山本さん、やるなら色々と準備がありますよね?自分から言ったことなのに…」と、なかなか決断ができずにいらっしゃいました。

しかし、私は「本当の花嫁姿を見せてあげられなかった」という後悔はしてほしくないと思い、「おばあ様には、”結婚式の練習だよ”ということにされませんか」と、伝えるとようやくお母様の決心が固まりました。

病院での結婚式当日。
式場は、看護師さんが作ってくれたペーパーフラワーで彩られ、病院の先生が牧師役を務めてくださり、ご親族や患者さん、たくさんの方がふたりを祝福し、温かい結婚式となりました。

「おばあちゃん、わかる?このドレスおばあちゃんと選んだドレスだよ。私、綺麗?」とYIKIKOさん。

「おかあさん、YUKIKOの花嫁姿、わかる?今日は練習だからね、本番はもっと元気になっとかないかんよ」とお母様が話しかけると、ベッドに横になっていたおばあ様がYUKIKOさんの方に体を向け笑顔で応えてくださいました。

そしてその2か月後。
ホテルでの結婚式本番の日を迎え、お母様の隣の席には、優しく微笑むおばあ様の写真が。

結婚式を無事に終え、数日経った頃YUKIKOさんから、「私たちは結婚式を2回挙げました。しかし、両方とも、もしやめていたら大後悔していたと思います。
私と母の背中を押してくださってありがとうございました」という内容のお手紙が届きました。

その時は、私の持てるせいいっぱいの考えでおすすめしたことではありましたが、自分の判断が正しかったのだろうか…と思っていました。
人としてまだ未熟な私であっても、プランナーとしての私を信用して気持ちを寄せていただいたことに心から感謝しております。

プランナー:山本由貴

★Wedding Data
 1回目
 会場:病院
 参列者:医師・看護師・入院患者・親族
 2回目
 会場:ソラリア西鉄ホテル
 挙式:警固神社式
 人数:勤務先・親族・友人 66名

★Wedding key word
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